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船内で拘束中に“日本語授業”?とDVD SS元船長初公判ライブ(産経新聞)

【法廷ライブ SS元船長初公判】(9)

 《検察官が、事件当時、調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に乗船していた男性船員が酪酸入りの瓶を投擲(とうてき)された際の状況について説明している。環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」の抗議船「アディ・ギル号」元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)は、ゴムボートで第2昭南丸に接近した上で、ランチャーを使って酪酸入りの瓶を発射。これに対して第2昭南丸の船員らは、圧縮空気で水を発射する「インパルス銃」を使って“応戦”していたという》

 《検察官が尋問を続ける》

 検察官「インパルス銃は、第2昭南丸から見て真横の方向に構えていたんですね?」

 証人「はい。船は走っているので、船首から船尾に向かって風が吹きます。だから、インパルス銃を撃ったとしても前(船首側)に流れることはありません」

 《ベスーン被告は、「船員のけがの原因はインパルス銃から発射された水に含まれる成分によるものだ」として傷害罪を否認している。この証言は、傷害罪の成否を判断する上で重要な材料となりそうだ》

 検察官「被告の処罰について何か言いたいことはありますか」

 証人「僕たちは酪酸をかけられて、すごく痛い思いをして、すごく不愉快な思いをしました。(仕事を中断したため)船員にも迷惑をかけました。やったことはやったこととして、ちゃんと処罰してもらいたいです」

 《被告人席に座るベスーン被告は、証人をじっと見つめたままで表情を変えない》

 《ここで、約10分間の休憩に入った。休憩終了前に多和田隆史裁判長が「法廷内はかなり暑いので、上着を脱いでいただいていいですよ。被告もいいですよ」と告げると、ベスーン被告が上着を脱いだ。だいぶ暑かったのか、ほおが紅潮している》

 《審理が再開され、男性弁護人が質問に立った》

 弁護人「防護ヘルメットは会社から支給されたものですね?」

 証人「はい」

 弁護人「確認ですが、この日あなたは上唇までしかフェースガードを下ろしていなかったんですね?」

 証人「はい」

 弁護人「あごのあたりまでは下がるんですよね?」

 証人「はい」

 弁護人「この日はあごまで下げる必要を感じなかったのですか」

 証人「いつもそのくらいまでしか下げていません」

 弁護人「インパルス銃は真横に向けて発射したんですね?」

 証人「はい」

 弁護人「それはベスーンさんがランチャーから何か発射した直後ですね?」

 証人「はい」

 弁護人「ランチャーがあたったところは見ていないですか」

 証人「はい。当たった場所までは見ていません」

 弁護人「でも、1〜2秒後にヒリヒリ感を感じたんですよね? 初めて痛みを感じたときは何をしていましたか」

 証人「よく覚えていないですが、立ち止まったりしていたのではないかと…」

 弁護人「インパルス銃を撃ったのでは?」

 証人「あ、失礼しました。直後に撃ちました」

 弁護人「痛みを感じたのは、まさしくインパルス銃を撃ったときではないですか」

 証人「僕らはちょと後です」

 《ここで通訳の女性が「(聞いているのは)痛みのことですよね? ちょっと食い違っているんですが…」と怪訝(けげん)そうな表情で質問した。弁護人が改めて同じ質問をすると、証人は「はい」と答えた。ベスーン被告は被告人席の背もたれに右腕をかけ、リラックスした様子だ》

 弁護人「インパルス銃を撃ったのは、SSの人が乗り込んで来ないようにですよね?」

 証人「元々はそういうことです」

 弁護人「ずばり聞きますが、あなたはこの日、インパルス銃の中身を体に浴びたことはないですか」

 証人「撃ったやつは、少しは自分にかかります」

 弁護人「痛みを感じて40分間シャワールームにいたということですが、その後はどうしましたか」

 証人「40分ぐらい洗ったりしていたら、最初よりヒリヒリ感が抜けてきたので、片づけに入りました」

 弁護人「片づけとは?」

 証人「酪酸がかかったところの液体を流したりしていました」

 弁護人「その後は?」

 証人「当直に入りました」

 弁護人「当直は何時までですか」

 証人「その日、僕は夜中のミッドナイトまででした」

 《ミッドナイトとは、午前0時を指すようだ》

 弁護人「よく眠れましたね?」

 証人「その日は朝からずっと(勤務)だったので、よく眠れました」

 《何点か質問した後、弁護人はベスーン被告の“人となり”も尋ねた》

 弁護人「ベスーンさんが(第2昭南丸に)乗り込んだ後、東京港に戻るまで船で一緒でしたね?」

 証人「はい」

 弁護人「ベスーンさんの船での様子はどのような感じでしたか」

 証人「乗組員と同じものを食べ、DVDが見たいと言ったらDVDをあげ、普通に生活していました」

 弁護人「みなさんと同じ食事をとっていたのですか」

 証人「同じ場所で(食事)していました」

 弁護人「職員との会話はありましたか」

 証人「△△監督官(法廷では実名)は、食事が終わってから日本語の練習をしているのを見ています」

 《監督官がベスーン被告に日本語を教えていたようだ》

 弁護人「ベスーンさんも喜んで日本語を習っていたんじゃないですか」

 証人「はい」

 弁護人「他にベスーンさんに日本語を教えた人はいませんか」

 証人「あと食事に立ち会ったとしたら、□□甲板長(法廷では実名)くらいです」

 弁護人「ベスーンさんと捕鯨について語り合った人はいますか」

 証人「そういう人はいなかったと思います」

 《第2昭南丸の船内では比較的、和気藹々(わきあいあい)と過ごしていたようだ。ベスーン被告は、後ろに立つ弁護人と前に座る証人を交互に見ている》

     =(10)に続く

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交通事故 デイサービスの送迎車衝突 5人重軽傷 岐阜(毎日新聞)

 27日午前9時20分ごろ、岐阜市領下3の市道交差点で、近くのデイサービス施設の利用者2人を乗せた送迎用ワンボックスカーと乗用車が衝突、ワンボックスカーは横転して電柱にぶつかり、デイサービス利用者の女性(79)が重傷、男性運転手(68)と介護ヘルパーの女性(52)、施設利用者の別の女性(96)が頭を打つなどして軽傷。乗用車を運転していた男性(49)も軽傷を負った。

 岐阜県警岐阜南署によると、現場は信号のない交差点。ワンボックスカーの右横に乗用車が突っ込んだという。【三上剛輝】

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普天間、首相迷走に苦言=「重さ自覚を」−渡部氏(時事通信)

 民主党の渡部恒三元衆院副議長は7日、TBSの番組収録で、米軍普天間飛行場の移設問題で発言のぶれが指摘される鳩山由紀夫首相について、「首相は非常に重い、重い責任ある立場ということを自覚してほしい」と苦言を呈した。
 沖縄県内への移設を軸とする政府案に県民が反発していることに関しては、「(説得に)言葉はいらない。心なんです。ああだこうだと余計な言葉を言い過ぎた」と指摘。首相の沖縄訪問についても、「全く下手だった」と番組収録後に記者団に述べた。 

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コブフウセンウオ稚魚、飼育施設で初の孵化 鳥取(産経新聞)

【ふるさと便り】

 生息の実態がほとんど知られていないダンゴウオ科のコブフウセンウオの稚魚が、国内で初めて飼育施設で孵化(ふか)し、鳥取市賀露町西の「鳥取県立とっとり賀露かにっこ館」で展示されている。

 コブフウセンウオは、腹部に吸盤を持ち、日本海北部の水深200〜300メートルの岩などに生息するとされるが、詳しい分布や生息環境、繁殖行動はよく分かっていない。

 同館で展示されているのは、稚魚96匹と体長8センチのオスの成魚。昨年12月に兵庫県新温泉町沖で、底引き網漁船の網にかかった巻き貝の殻の中に、直径約1センチの卵500個以上とそれを守るオスが入っていた。

 体長1・3センチほどに成長した稚魚は、成魚と同じ水槽で飼育され、泳ぐだけではなく、吸盤でガラスに張り付いたりもしている。

 同県では「山陰海岸学習館」(岩美町)にも成魚の標本があり、現在、北海道大と共同研究が進められている。

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<将棋>羽生強気、終盤へ 名人戦第2局(毎日新聞)

 羽生善治名人(39)に三浦弘行八段(36)が挑む第68期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は21日、岩手県遠野市のあえりあ遠野で2日目の戦いが始まった。

 羽生が先勝したあとの本局は、横歩取り8五飛から激しい流れになった。1日目に使った時間は、羽生が三浦より2時間46分多い(第1局の差は2時間16分)。三浦はある程度まで研究をもとに指し進め、終盤に時間を残そうという方針か。羽生は三浦の得意戦法を受けて立ち、臨機応変に対応しようと考えているようだ。

 晴天に恵まれた朝、三浦、羽生の順に対局室へ入った。立会の島朗九段が封じ手を開け「5三桂成です」と読み上げた。

 羽生が1時間考えて決断した封じ手は、自陣に手を入れずに攻め合い勝ちを目指した強気な一手だった。局面はもはや、はっきり終盤といえる。ここで三浦が長考に入った。【山村英樹】

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両陛下が宝塚の公演ご覧に 陛下は52年ぶり(産経新聞)

 天皇、皇后両陛下は13日、東京都千代田区の東京宝塚劇場で、宝塚歌劇雪組公演「ソルフェリーノの夜明け」をご覧になった。

 宮内庁によると、陛下が宝塚歌劇団の公演を鑑賞されるのは、皇太子時代の昭和33年、兵庫県の宝塚大劇場を訪問して以来、52年ぶり。両陛下が一緒に鑑賞されるのは初めてとなる。

 今回の公演は「赤十字思想誕生150周年」を記念し、赤十字を創設したスイス人実業家・アンリー・デュナンの生涯をミュージカル化したもので、両陛下は出演者の熱演に盛んに拍手を送られていた。皇后さまは日本赤十字社の名誉総裁を務められている。

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理容店にトラック突っ込む=運転手死亡、女性2人軽傷−熊本(時事通信)

 6日午後2時35分ごろ、熊本県人吉市東大塚町の国道267号で、大型トラックがカーブで横転し、理容店に突っ込んだ。県警人吉署によると、トラックを運転していた友田豊光さん(59)=同県宇城市小川町北新田=が死亡、女性2人が軽傷を負った。同署が事故の原因を調べている。
 同署によると、負傷したのは理容業村山優子さん(64)と母テルさん(87)。店内には女性客(59)がいたが、けがはなかった。テルさんは当時、店の外にいたという。現場は左に直角に曲がるカーブで、トラックは木材を積んでいた。 

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米、迷走に露骨な「NO」 首脳会談・小沢氏訪米見送り(産経新聞)

 日米両政府は7日、米ワシントンで12、13両日に開催される核安全保障サミットに合わせて調整していた鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領による公式の首脳会談について見送る方針を確認した。

 関係筋によると、首相は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題を協議する意向を示していたが、米側が日程調整が厳しいことを理由に断ったという。

 ホワイトハウスのギブズ報道官も6日、オバマ大統領の核サミット期間中の会談相手として、中国の胡錦濤国家主席、ドイツのメルケル首相ら計9カ国の首脳名を公表したが、鳩山首相には言及しなかった。

 民主党の小沢一郎幹事長の大型連休中の訪米も中止になった。小沢氏は2月にキャンベル国務次官補に訪米を要請され、「せっかく行くならオバマ氏にも十分な時間をとってもらわないと困る」と応じたが、その後米側から積極的な要請はなく調整が滞っていた。

 米軍普天間飛行場移設問題で迷走を続ける日本政府に対し、米政府は「首脳会談拒否」という露骨な形で不信感を示した。鳩山由紀夫首相は昨年11月13日、オバマ米大統領に「プリーズ・トラスト・ミー(私を信頼してほしい)」と大見得を切った。「会いたいならば誠意を示せ」。米大統領のそんな冷酷なメッセージといえるのではないか。

 「米国の判断ですから私が申し上げることではありません。会議(核安全保障サミット)の中でさまざまな意思を伝えることができると考えています」

 首相は7日夕、記者団に日米首脳会談の見送りを問われるとそっけなくこう答えた。

 平野博文官房長官も「あえて必ず日程を入れてほしいという話ではなかった。どういう場面かは別として大統領と会う機会はある」と強がった。どうやら夕食会でオバマ氏と席が隣り合わせになるチャンスを狙い、“会談”しようという算段らしい。

 首相の「トラスト・ミー」発言と直後の撤回は、米政府の強い不信を買った。首相は「首脳間の信頼関係で決着できる」と楽観視していたが、昨年12月のコペンハーゲンの国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に続き、2度も会談を拒否したことは「普天間が決着しない限り会わない」という強い意思表示だと言える。

 民主党の小沢一郎幹事長の訪米も中止になった。小沢氏周辺は「そもそもこちらから訪米を希望したわけではない」とうそぶくが、米国のキャンベル国務次官補が訪米要請しながらまともな日程調整に応じなかった。小沢氏が問題解決に動こうとしなかったからだ。

 「日本は、ボールがまだ自分にあることを分かっているのか」

 ある米政府関係者は最近、防衛省幹部にいら立ちをぶつけた。岡田克也外相は3月末、ルース駐日米大使らに対し、移設先としてキャンプ・シュワブ陸上部(沖縄県名護市)、徳之島(鹿児島県)、米軍ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)沖を検討していることを口頭で伝えたが、米側は正式提案と受け止めなかった。曖昧な段階に口を挟めば、米側が批判の矢面に立たされかねないからだ。鳩山政権とは「水面下の協議に応じない」というのが米側の基本姿勢なのだ。

 ところが、政府案の策定作業は6日に関係省庁の実務者の作業部会が始まったばかり。社民党は最も実現可能性が高いシュワブ陸上案さえも拒否し、連立離脱を匂わせる。「政治的に持続可能」という米側が求める条件は5月末までにとても満たせそうもない。

 「普天間問題を解決できずに鳩山君が責任を取ったら、おそらく菅直人君(副総理・財務相)が(首相に)なるでしょう」

 民主党の渡部恒三元衆院副議長は7日、日本外国特派員協会での講演で普天間問題での首相退陣に言及した。首相は「恒三流の激励だ」と苦笑いしたが、自らの無定見が招いた混乱は、もはや一刻の猶予も許されない事態に陥っている。(加納宏幸)

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国歌斉唱「声小さい」 橋下知事、任命式で一喝(産経新聞)

 大阪府でも、新規採用職員任命式が開かれた。今年度から式典の開会にあわせて国歌斉唱を導入したが、橋下徹知事は「声が小さい」と一喝。「皆さんは国家のもとで仕事をするのだから、思想信条の自由とかいっている場合ではない。国歌はきちんと歌うのが義務」と早速、橋下流の洗礼を浴びせた。男性職員は「学校などで国歌を学ばなかったので、歌えなかった。日本人なので歌えるようにしたい」。別の女性職員は「歌えるけど、恥ずかしくて声が小さかった」と話した。

 大阪市でも新規採用者の発令式が行われ、平松邦夫市長が新職員約120人にあいさつ。「職員の不祥事が続発しており、周囲から心配された人もいるかもしれないが、市民のために動ける大阪市を皆さんの力を借りながらつくっていきたい」と呼びかけた。さらに「府市再編とか言っている人がいるが、地域主権の主体である基礎自治体をリードしていくのは大阪市だ」と橋下知事を牽制(けんせい)した。

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